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まちづくりと都市設計の実践エリア

エリアの概要

まちづくりと都市設計の実践エリアは,現実の都市空間の創造・保全に関わる実践的な理論と事例を学ぶ4つの講義科目と,具体的な計画案を立案するのに必要な思考方法・設計スキル・プレゼンテーション能力を習得する「アメニティ創造のまちづくり実習」の計5科目で構成されている。

科目構成

科目名 概要 標準履修年次
都市空間の計画とデザイン 都市デザインの潮流を概説するとともに、魅力的な都市環境を創出するための様々な空間のボキャブラリーについて紹介する。また、デザイン課題を通して空間設計に必要な基礎的素養を修得する。 2〜4年
都市環境保全計画 自然環境や歴史資源,オープンスペース等の保全を基調とした都市・地域計画のあり方について,その歴史的展開や現代的課題,将来方向を体系的に論じる。 2〜4年
住まいと居住環境の計画 住まいは基本的な社会基盤の一つである。また、住まいはただ単独でその環境を維持できる訳ではなく、周辺の環境のあり方がその住まいの環境を規定するし、住宅地の開発時のグランドデザインが、長年その地の居住環境を左右する。従って、どのように住宅地は開発されるべきか、住宅の集合の仕方、住宅の間取りの変遷などを学ぶことにより、住まいと居住環境の計画を考えて行く。 2〜4年
現代まちづくりの理論と実践 現代のまちづくりの理論的背景として、20世紀の計画理論を批判的に振り返り、計画プロセス、参加、計画行政及び計画手法等について論じる。さらに、現代まちづくりの実践がどのよう形で展開されているか、中心市街地再生、密集市街地整備、持続可能な都市開発等のトピックを取り上げて解説する。 2〜4年
都市文化共生計画 現代は多文化共生の時代である。都市空間は、中国、韓国、インド、イスラームといった、アジアの諸文化との共生が求められる。本講義の前半では、一見複雑で無秩序に見えるアジア諸国の都市空間の構成を、歴史と現地映像から読み解いていく。後半では、現代におけるアジア的空間の非アジア都市への伝播の実態を踏まえて、多文化共生の都市計画に必要なアイディアや方法とは何かを考えていく。 2〜4年
アメニティ創造のまちづくり実習 集合住宅の図面読解を通して図面の描き方・設計者の設計意図・間取り・住棟配置の収まりを学習するとともに、住宅地の設計課題から、地区スケールの計画・設計方法・デザイン技法・プレゼンテーション手法等を習得する。もってアメニティ豊かなまちづくりの計画手法を学ぶ。 3〜4年

科目構成